私は語学学校に通っているわけでもなく、さらに、COVID-19パンデミックのおかげで大学の研究室に学生があまり来ないので、下手をすると人と会話しない日があります。
そんな時にも英語を継続的にしゃべらないと上達していきません。そこで見つけた奥の手を紹介します。
- 猫と話す
- 独りごとを言う
- 二度と会わないであろう人に一方的に話しかける
猫と話す
いきなり奥の手すぎますが、今の滞在先には猫が2匹います。彼らに「どうしたの?」「おなかすいた?」「今日はこんなことがあってね…」と話しかけています。当然ながら「英会話」にはなりませんが、意外とカジュアルな問いかけの練習になります。
でもそんな彼らとの交流は最高の癒しです。部屋で黙々と作業中も彼らが遊びに来てくれます。かわいい。
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独りごとを言う
最近は頻繁に独りごとを言うようにしています。
歩いているときやショッピングのときも、例えば、「ここは左だったっけ?いや、もう一本先か。あ、あの店見覚えがある、確か…」とか、「これは安いな、しかもおいしそうだ。この材料があれば、あれをこうしてああして…」といった独りごとを『英語で』つぶやいています。
車を一人で運転しているときは大きな声で独りごとをつぶやいています。窓から見える特徴を解説したり日本と比べたり、思いつく限りいろいろなことを『英語で』つぶやいています。
街歩き動画やドライブ動画の解説を英語でしている感覚ですね。
そして、単語や言い回しが思いつかなければ、その場か後で調べています。
要は、脳内で行っている考えごとを日本語から英語にしつつ、発声を行うということです。
さらに、自分に合ったスピーキング速度、調子、発声方法を見つけていくようにしています。私の感覚では、英語は腹から音を出し、口を大きく使って発音するといい感じに言葉が出る気がします。
この効果を実感したのは、その直後に本物の人間と話したときに、スラッと言いたいことが出てきたときです。思ったより効果がありそうなので、ヤバいやつ認定されない程度に独りごとを言い続けようと思います。
二度と会わないであろう人に一方的に話しかける
これは対人間です。
アメリカの人って、お店で店員さんと一言世間話をしたりしますよね。その真似です。ただし、私の英語は拙いので、会話が成立することは稀です。
お店で会う人や道端で会う人(信号待ちなど)は、今後会うこともないでしょうし、会っても覚えていないでしょうし、話しかけても無視されるのが当然、何か反応が返ってくれば御の字です。
話す内容は、「やあ、これはおもしろいね、日本では見たことないよ」「今日は暑いね、早く帰ってコーラが飲みたいよ」といった極めてどうでもよいことです。
実際にはこれほどうまく話しかけられません。たいていはうまく通じていなくて、「なんだこいつ?」という顔をされるのが8割です。たまに、ニコッとして「Great.」とだけ返してくれる優しい人もいます。逆にスイッチが入ってしまって一方的に話してくる人もいます。
どれだけ恥ずかしい思いをしても、むこうもこちらも特に覚えたりしませんし、特に気にもしません。いずれにしても私は3ヶ月後にはここから消えます。
それまでこの一方的話しかけは、一時の素敵な出会いがあることを期待しつつ、迷惑にならない程度にほどほどに続けていこうと思います。