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スクリップス海洋研究所はこんなところ

私は研究留学で9月頭から12月頭までの3ヵ月間、スクリップス海洋研究所というところにいます。

スクリップス海洋研究所は、設立から約120年もの歴史をもつ世界最古の海洋研究所です。現在はカリフォルニア大学サンディエゴ校の一部となり、学部生や大学院生を受け入れて海や地球の研究を広く行っています。

まず、スクリップス海洋研究所に到着して驚いたのはそのロケーションと環境。スクリップス海洋研究所はサンディエゴの La Jolla(ラホヤ)という場所にあります。La Jolla は爽やかで温暖な気候と美しいビーチをもつ、全米屈指のリゾート地で、住宅価格はなんと全米一だそうです。

スクリップス海洋研究所そんなリゾート地のど真ん中に立地し、海を見下ろす丘のに点々と建物が並んでいます。目の前には美しい木々とビーチが広がり、さわやかな風が通り抜ける。そこでベンチに座ってランチをしたり、通りがかりの知り合いに挨拶して、研究やいろいろな話に花を咲かせる…

最高としか言いようがありません。

ではここで、まだ到着してから日がたっていませんが、写真でその雰囲気を少し紹介しましょう。

まずは、収まりきっていませんが、手前の森の中に点々とある建物それぞれがスクリップス海洋研究所の建物です。こんな風にさわやかな木々に囲まれ、目の前は美しい La Jolla のビーチ。海に突き出しているのは、近海調査用のボートを降ろすための施設です。

実はこの風景、Pinpoint Cafe という学内のカフェからとったものです。オープンテラスの素敵なカフェです。このカフェでラテを飲みながら朝のPC作業をするのがお気に入りです。では、海へ突き出したボート乗り場に行ってみましょう。

見える建物のほとんどがスクリップス海洋研究所の建物です(一部大富豪の豪邸も見えます)。直下では好き負った海でエイやサメ(危険ではない)やたくさんの魚が泳ぎ、多くの人がサーフィンを楽しんでいます。
陸へ戻ってキャンパス内を歩くと、こんな風に素敵なベンチや木陰が至る所にあります。日向は強烈な日差しが暑いですが、湿気がないので日陰はとても涼しくて気持ち良いです。面白いのは、いろいろなベンチや木にストーリーがあることです。「~の寄贈による」とか「~を記念して」とかそういうプレートが付いています。さすが120年近い歴史を誇る研究所です。
そしてスクリップス海洋研究所は建物も独特です。このきれいな海の家のように見える建物は「アドミニストレーション棟」。つまり受付用の立派なオフィスです。スクリップス海洋研究所にはもちろん高さのある数階建ての建物もおおくありますが、多くはこのようにこじんまりとしています。この自然に溶け込むこじんまりとした感じが素敵です。

いかがでしょうか?

なんかこう、映画に出てくるような、自然の研究所!という感じです。実際、私の受け入れ研究者の教授はインディー・ジョーンズのようです。スクリップス海洋研究所には、水族館も併設されているので、サンディエゴにお越しの際は La Jolla 周辺にぜひお立ち寄りください。