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アメリカ留学2日目でマウンテンバイクを買った話

少し前の話になりますが、アメリカ到着2日目にマウンテンバイクを買いました。

3ヵ月しかないのにどうするんだという話ですが、帰りのことは考えませんでした。それ以上に今回の留学目的の一つが…

大好きな自転車でカリフォルニアの大地を感じたい!

本場のマウンテンバイクトレイルを走りたい!

ということなので、レンタルなどは初めから考えていませんでした。

実際のところ、日本でもそうですが、その地域の地質を知るには、さまざまなところを歩き回ったり走り回ったりして、途中途中の岩石露頭や公共施設の展示解説を見るのが一番です。自転車は、歩くよりも早く、車よりもゆっくり見られ、かつ空気を感じられる最高の調査ツールです。

ところで、私が想像していたマウンテンバイクトレイルはこんな感じです。

これは危険も伴うかなりレベルの高いトレイルですが、このように、アメリカの大地を駆け抜けたいという夢がありました。

まずは近所のお店を google map で検索すると black mountain bicycles というお店を発見。まだ時差ボケで頭がぼーっとしているし、英語慣れもしていませんが、とりあえず突入します。

店内の写真は撮っていませんが、いきなり「$8,000」という価格が目に入ります。だいたいスポーツバイクのお店はアイキャッチ的に高級スポーツバイクをよく見えるところに置くので、奥に行けばお手頃のバイクがあります。ただ、後で知りましたが、このお店は割と高級店だったようです。

奥に行くと$1,000台のバイクや$1,000未満のバイクもちらほら。

見ていると店員さんが話しかけてきます。「何かお手伝いしましょうか、もにょもにょ」

しかし、到着2日目の私には何を言っているのかがあまりわかりません。

とりあえず、トレイルを走れるバイクを探していることを伝えると、予算っぽいことを聞かれたので、短期滞在なのでできるだけ安いの、と伝える。

すると、「これはベストだよ」と示されたのは$1,700くらい。正直短期滞在だったので$1,000未満で抑えたかった私は、うーんと思い、上の方にあった$700程度のものを見せてくれ、と頼む。

すると、「これはサイズがでかいから小さいのがないか見てくるよ」といって後ろに行きましたが、どうやらなかったようです。そして勧められたのが、スペシャライズドの Rockhopper、$850。

メカニカルディスクブレーキでこの値段は割と高いのでは?、と思いましたが、早く乗りたい欲が勝ったのと、見た目がかっこよかったので試乗開始。フィーリングがよかったので即決しました。

これが購入したバイク。もう乗っちゃってますが。

驚いたのは、日本とは違うスポーツバイクの買い方。日本では、ゆっくりバイクを吟味して、購入を決めたら、初めてのスポーツバイクの場合はいろいろとレクチャーしてくれたり、場合によってはポジション合わせなども丁寧にやってくれます。そして、防犯登録と最終調整を行ったうえで、当日あるいは後日に納車となります。

今回購入したときは、スーパーで牛乳を買うかのごとく、決めました→お金払う→Thank you! という極めて速い流れでした。

そういえばウォルマートというホームセンターのような巨大スーパーで、子どもが売り物の自転車をにまたがり、店内を走って(!)レジまで行き、親が無人レジでお会計をしてそのまま出ていくところを目撃しました。

なんだかモノに対してすがすがしくていいですね。そういえばアメリカの人が言っていましたが、アメリカ人はとにかくモノを増やすと。だからでっかい家をさらにでっかくするんだ、ばかげてるぜ!と。

こんなにモノがポイポイ買えて、でっかいピックアップトラックに載せられるなら勢いでいろんなものを買ってしまいたくなりますね。

とにかくこれからこの相棒とトレイル地質調査を楽しみたいと思います。